何を得たいのか追求する人生(二)

仕事に没頭し始めたのは、20代後半から
一般事務で入社したコンピュータ関連の出版社で
次々と仕事を任されていき

担当した仕事に対して自分なりに考えて
工夫して効率を上げてみたり、
やったこともない雑誌の広告営業の責任者を
任されたときも、自分で売上げ目標を設定して
一年で300%実現するなど
仕事は前向きに取り組めば取り組むほど楽しくなる
ことを実感しました。

役職も、広告営業から編集企画、経営企画室の責任者
から取締役まで、職務も経理・営業・人事・総務・CI戦略
など幅広く経験する中で学んだことはたくさんありました。

それでも組織とは、人なのでマネジメントができないと
責任者は果たせなく、常に経営哲学や人間に関する
世界の一流企業の経営者が書いている本を読んで
勉強していました。

そこで、いろんな経営者が書いている本の内容は
「同じようなことが書かれている」
と思うようになりました。

<経営者がもつ心構え>
1.全体性をもって大義を抱きビジョンを示す
2.自分や会社のためだけを考えるのではなく
いかに社会のためになるのか正義をみる
3.将来に対する先見性をもった判断力
4.ブレない一貫性をもった強い意思決定力
5.柔軟に変化できるチャレンジ精神
6.相手の立場に立って心を動かすコミュニケーション力

いろんな経営者の本を読むと禅や仏教的な悟りの深さがあり、
自分がそうなれないことに対するもどかしさがありました。


経営哲学や成功哲学ではダメだ

人の心がわからないと、結局自分のこともわからない
と思い、心とは何かを知りたくて、
心理学を学ぼうと思いました。

しかし、学びはじめてすぐに
心理学は、心が何かを学ぶものではなく
人の心の動きをパターン別に分析した統計学だと
いうことがわかり学ぶのをあきらめました。

ちなみに当時知人が勧めてくれた、
トランスパーソナル心理学の定義は
ウィキペディアによると)
次の5つの各定義に共通の5つの特徴を(1)意識の状態、(2)至高または究極的な潜在性、(3)自我または自己の超越、(4)超越性、(5)スピリチュアルだとし、
心理学のトランスパーソナル体験や関する現象の研究に焦点をあてていることを示し、トランスパーソナル体験やその発達の原因や影響や相関、訓練や実践を含んでいる。

そうこうしているうちに、事業がうまくいかず
経営していた会社を清算することになりました。

続く