経験や体験には意味がない

今日はリライズ・ニュースのインタビューに行ってきました。

ダイアモンドメディア(株)を立ち上げ、ラクラシー経営

というティール組織のような組織形態にチャレンジしている

社長の武井浩三さんです。

(※ホラクラシーとは、社内に役職や階級のないフラットな組織形態のことを指します)

 

その経営はとてもユニークで、情報はすべてオープンで

社員みんなで決めていく。

社長や役員は選挙で決める、給料も肩書も自分できめる

働く場所、休みも自分で決める。

それを成り立たせるために必要なものもあるけれど、

今はすごく悩んでいるということでした。

 

何に悩んでいるのか?

始めに起業した会社が失敗したときに、一度「疑似的な死」

を経験していて、もう一度死ななければならない

時にきているということでした。

 

私も、それまでの経験や考えは、意味や価値あるものと思って

いろんなことにチャレンジして、経験を蓄積してきた

ある日、それらが無意味であることに気づいた時がありました。

 

認めたくないけれど、事実です。

その経験や考えがあるから、重く

無意識的に自分のこだわりが出てしまい

成長したくても思うようにいかない。

それを手放したときに、それまで以上のものが

入ってくる感覚がありました。

 

ところが、これが簡単そうで

何をどう手放せばいいのかわからないし

自分に自信があればあるほど難しいです。

今まで自分が必死にやってきたことは

無意味だったのかと思いたくないし。

 

体験や経験は大して意味がないことがわかる

のにとても時間がかかりました。

心が羽のように軽い状態で囚われない

それは究極の柔軟性であると同時に強さでもある

とわかったのは認識技術を理解してからでした。