エンゲージメントを測定できるQ12

日本はエンゲージメント139カ国中132位と最下位レベル

組織のエンゲージメント(愛着、思い入れ)を測定できるツールとして、米国のギャラップ社が実施している「エンゲージメント・サーベイ」というのがあります。
以下の質問に、5点満点で点数をつけると、あなたは何点くらいになりますか。

 

◆「Q12(キュー・トゥエルブ)」の内容

Q1:職場で自分が何を期待されているのかを知っている
Q2:仕事をうまく行うために必要な材料や道具を与えられている
Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている
Q4:この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした
Q5:上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれているようだ
Q6:職場の誰かが自分の成長を促してくれる
Q7:職場で自分の意見が尊重されているようだ
Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる
Q9:職場の同僚が真剣に質の高い仕事をしようとしている
Q10:職場に親友がいる
Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた
Q12:この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった


ギャラップ社の調査によると、日本企業はエンゲージメントの高い「熱意あふれる社員」の割合が6%で、米国の32%と比べて大幅に低く、調査した139カ国中132位と最下位レベル。
さらに「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、「やる気のない社員」はなんと70%に達しているそうです。

 

マネージャーとしての能力

この質問のうち特に業績に直結する、マネジャーが注力するべき6つのポイントはQ1~6で、
この6つの質問に部下がすべて5点をつけるのはとても困難とのことですが、一人ひとりに深くコミットし、仕事を褒め、成長の機会を与え、指導するべきは指導するというのがマネジャーとしての能力ということです。

エンゲージメントが高くなれば、自分や相手の成長をつくりながら、毎日ワクワク仕事ができそうですよね。
そんな組織づくるをするためには、誰かが気にかけてくれたり、与えられることを待っているだけでは始まらないので、自分から積極的に働きかけたり変化をつくることが必要ですね。